こんにちは!日本製にこだわる主婦のミオと申します。
2020年以降、流行を繰り返している新型コロナウイルス感染症。
重症化リスクが高いと言われる妊娠後期になると、『コロナにかかったらどうしよう?』と不安に思う妊婦さんも多いのではないでしょうか?
私も不安でしたが、ついに妊娠30週でかかってしまいました…
このページでは、私が妊娠後期(30週)で新型コロナウイルスに感染した体験談をご紹介します。
妊娠後期(30週)に新型コロナウイルスにかかった感想を簡潔にまとめると、
- 辛さは普通の風邪~インフルくらい
- 体調は10日ほどで回復した
- 嗅覚障害だけ2か月ほど続いた
- 胎児への影響は見られていない
体験談はあくまで一例になりますが、実際に服用した薬や療養中に買って良かったものなども紹介するので、どなたかの参考になれば幸いです。
心配事の多い妊娠期間ですが、一緒に乗り越えましょうね!
妊娠後期(30週)で新型コロナ感染
妊娠30週当時の私は持病もなく、胎児も平均的な成長をしていて、妊娠経過が順調な妊婦でした。
ワクチンは未接種でしたが、マスク・消毒・手洗いうがいなどの感染症対策を徹底していました。
おかげで妊娠してから一度も風邪をひいていませんでした。
そんな2023年1月のある日、夫が先に新型コロナウイルスに感染。
私の夫は発熱から症状が始まり、咳や鼻水などの前兆はほぼありませんでした。
ちなみに夫の周囲に感染者はおらず、感染経路は不明です。
夫の発症後、すぐに部屋を分けて隔離対策を行いましたが、直前まで一緒に生活していたので『私も感染してるかな…』という予感はありました。
新型コロナウイルスに感染すると、発症の2~3日前から他の人に感染させる可能性があります(参照:東大病院HP)。
つまり同居家族が発症してから隔離しても、感染せずに逃げ切れるかは難しいところです。
私は逃げ切れませんでした…
夫の発症から3日後の夕方に、私にも発熱と倦怠感が現れ、抗原検査キットで自主検査したところバッチリ陽性でした。
抗原検査キットの結果
なお抗原検査では、発症から1日程度たって体内のウイルスが十分に増えないと陽性が出ません。
このため、抗原検査は発症2日目以降に実施するのが良いそうです(※参照:厚生労働省HP)。
妊娠後期の新型コロナ症状経過
では妊娠後期(30週)にコロナに罹った私の、発症~症状が消えるまでの経過を紹介します。
- 夕方から倦怠感と関節痛
- 夜に発熱(38度4分)
- 抗原検査キットでコロナ陽性を確認
- 身体の辛さはインフルエンザくらい
- 昼と夜にカロナールを服用
- 関節痛は良くなった
- 熱は続いた(37度8分)
- 身体の辛さは普通の風邪くらい
- 朝起きると平熱に戻っていた(36度8分)
- のどの痛みと鼻水が出てきた
- 身体の辛さは軽い風邪くらい
- のどの痛みと鼻水が続いた
- 身体の辛さは治りかけの風邪くらい
- のどの痛みは治まり、鼻水だけ続いた
- 身体の辛さはほぼ無し
すべての風邪症状が治まった
発症当日は熱のわりに関節痛がひどく、インフルエンザになった時のような辛さがありました。
息苦しさなどはなく、ただただ節々や筋肉が痛かったです。
しかしカロナールを服用したことで、発症2日目には関節痛が消え、発症3日目にはカロナールを飲まなくても平熱に戻りました。
その後、のどの痛み ➡ 鼻水と風邪の諸症状が続きながらも、10日間ほどかけてゆっくりと回復。
外出も控えていたので、ひたすら寝て過ごしました。
発症11日目には上記の症状はすべて消え、ほぼ完治と言える状態までになりました。
ただ、10日間の療養で体力が落ちたのもあると思いますが、発症から3週間くらいは身体が重くて疲れやすい感じが続きました。
発症から1か月ほどで体力も戻り、完全復活しましたよ!
私の場合は思っていたより症状が軽く、普通の風邪~インフルエンザくらいの辛さで、重症化の不安を感じるような場面はありませんでした。
新型コロナ感染の後遺症はあった?
新型コロナウイルスでは、さまざまな後遺症が残るケースがあるという話も耳にしますよね。
私の場合は症状も軽かったので『自分には関係のない話だろう』と思っていたのですが、実は嗅覚障害が2か月ほど続きました。
コロナの症状が落ち着いた発症6日目に、食べものの匂いをまったく感じないことに気付きました。
ニンニクもコーヒーも納豆も、完全に無臭でした…
そこから2週間ほど、まったく匂いが分からない状態が継続。
その後は少しずつ匂いを感じるようになってきましたが、発症から2か月ほどは匂いが分かりにくい状態が続きました。
嗅覚が完全復活したのは、新型コロナ発症から2か月半ほど経ってからです。
WHOの定義によると、後遺症とは『少なくとも2か月以上持続している症状』のこと。
私の嗅覚障害も2か月半続いたので後遺症の一種だと思いますが、匂いが分かりにくいだけで、そこまで不便はありませんでした。
嗅覚障害以外に後遺症はありませんでしたよ!
妊娠中は解熱鎮痛剤が飲めない?
妊娠中は胎児への影響を考慮して、薬の服用には慎重になりますよね!
しかし、新型コロナでは高熱や関節痛などの症状が出る方も多いため、薬を飲まずに堪えるのは辛いものがあると思います。
私も関節痛が辛く、鎮痛剤が欲しい!と切実に思いました。
私もダメ元で医師に相談してみたところ、妊娠中でも服用できる解熱鎮痛剤はあるそうです。
産婦人科で薬をもらえた
私は自主抗体検査で陽性が分かった後、まずかかりつけの内科に連絡しました。
その内科で新型コロナウイルス陽性者登録はできたのですが、『妊娠中なのでうちで薬の処方はできない』と言われてしまいました…
薬なしで耐えるなんて無理…
そこで次にかかりつけ(出産予定)の産婦人科に連絡したところ、薬を処方してくれるとのこと!
コロナ陽性者なので病院内での診察はなく、電話で症状を聞いてもらい、薬は病院の外に持ってきてもらって受け取りました。
実際に処方してもらった薬がこちら。
カロナール錠300
カロナールを服用すると、全身の関節痛が消えてグッと楽になり、翌日には平熱に戻りました!
必要最低限の服用にしようと思い、2回だけ飲みました。
カロナールは妊娠中でも服用できる
新型コロナの患者によく処方されるカロナールですが、妊娠中は胎児への影響が気になりますよね。
私もカロナール服用前に『カロナール 妊婦 飲めない』など、たくさん検索しました。
そこで調べて分かったことを、まとめて紹介します。
カロナールとは薬の名称であり、有効成分の名前は『アセトアミノフェン』と言います。
アセトアミノフェンは、解熱と鎮痛の効果を持つ『解熱鎮痛剤』の一種。
アセトアミノフェンの構造
解熱鎮痛剤には他にも、ロキソニンで有名な『ロキソプロフェン』などさまざまな種類があります。
しかし、解熱鎮痛剤の多くは妊娠中に使用すると流産や胎児の心不全を起こす可能性があり、妊娠後期の使用は禁忌となっています。
ロキソニンも妊娠後期の使用は禁忌です。
一方、アセトアミノフェンは安全性が高いとされ、使用実績も長いことから、妊娠中でも比較的安心な解熱鎮痛剤として使用されています。
欧米では約半数の妊婦さんに、アセトアミノフェンの使用経験があるそうです。
ただしアセトアミノフェンであっても、胎児に与える影響は全くないとは言い切れず、副作用の可能性もゼロではありません。
このため、医師によっては『アセトアミノフェンの使用も控えるべき』と考える人もいるそう。
統一された見解があるわけではないんですね。
なので『かかりつけの医師と相談して必要最低限の薬を服用する』というのが、1番安心でしょう。
※参照:大正製薬商品情報サイト
新型コロナ感染の赤ちゃんへの影響
新型コロナ感染~回復までの経過を紹介しましたが、『赤ちゃんに影響はあったのか?』というのも気になるところですよね。
私の場合ですが、コロナ発症~出産後にいたるまで特に影響は見られませんでした。
コロナで寝込んでいた間もしっかり胎動がありましたし、カロナールを服用した後もそれは変わらず。
療養中は食欲が落ちましたが、療養明けの妊婦検診でも、赤ちゃんの体重は順調に増えていました!
赤ちゃんの生命力はすごい!
コロナ感染から2か月後に出産しましたが、生まれてきた赤ちゃんは何も問題なく、元気に生後1か月を迎えようとしています。
厚生労働省によると、妊婦さんから赤ちゃんに新型コロナがうつることはまれだそうです。
療養中は何よりお母さんの体が辛いと思うので、不安になりすぎず、ゆっくり休んでくださいね!
コロナ療養中に買ってよかったもの
最後に、私が新型コロナの療養期間に買って便利だった、おすすめなものを3つ紹介します。
inゼリー
療養期間の栄養補給にとっても重宝したのが、森永の『inゼリー』シリーズ。
新型コロナ発症3~5日目は食欲もなく、喉がとにかく激痛で唾をのみ込むのもツラい状態でした。
そんな状態で固形の食事を採るのはとてもしんどいので、inゼリーを購入。
私はエネルギー補給ができる『マスカット味』と、タンパク質が採れる『ヨーグルト味』の2種類を購入して、交互に飲んでいました。
inゼリーは陣痛中の栄養補給にも重宝したという声も多いので、余ったら陣痛バッグに詰めるのもアリですね!
私は産後とてもお腹がすいたので、入院中のおやつにinゼリーを食べました。
熱さまシート
コロナで発熱したおでこに貼って、体が楽になったのが『熱さまシート』。
熱が引いてからもしばらく頭が怠かったので、1日に3回ほど貼りかえて使っていました。
普通の風邪では使わないのですが、妊娠中だからか、ひんやり感がとっても気持ちよかったです。
こちらも余ったものは陣痛バッグに入れて使いました♪
鼻うるおいスプレー
私の場合、鼻の症状も1週間ほど続いたのですが、そこで重宝したのが『鼻うるおいスプレー』。
鼻水をかんだ後、鼻の中が乾燥して痛くなるような感覚があったのですが、このスプレーでマメに保湿すると楽になりました。
水と塩化ナトリウムと保存剤だけのシンプルなスプレーなので、妊娠中でも安心して使用できますよ(参照:日本臓器製薬)。
鼻の中が乾燥して痛い方におすすめです。
妊娠後期の新型コロナ体験談まとめ
妊娠後期(30週)に新型コロナウイルスに感染した私の体験談をお伝えしてきました。
- 辛さは普通の風邪~インフルの間くらい
- 体調は10日間ほどで回復した
- 嗅覚障害が1か月以上残った
- 赤ちゃんへの影響は見られなかった
- 産婦人科で薬を処方してもらえた
- 療養期間に買って良かったもの
- inゼリー
- 熱さまシート
- ドライノーズスプレー
あくまで体験談になりますが、妊娠30週で新型コロナに感染しても大きな問題はなく、赤ちゃんも母体も元気な状態で無事に回復できました。
もちろん感染症対策をしっかりして、かからないに越したことはありません。
しかし新型コロナは無症状の方も多いため、どこで感染するか分からないのが現状ですよね。
周囲に『コロナにかかった経験のある妊娠後期の妊婦』がいない方も多いと思うので、この体験談がどなたかの参考になれば幸いです。
皆さまの赤ちゃんが元気に生まれますように!
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